第08話 ジャングル・グルーブ(2005/9/14放送)
メリダ島の飛行場に降り立ったのは、ついに登場のベルファンガン・クルーゾー中尉。その向こう側では、かなめの護衛任務を解かれて意気消沈した宗介が降り立ちます。
テッサ直々に任務解除の説明を受ける宗介ですが、大好きなかなめと離されてぐぢぐぢしているだけなので、ついにテッサの感情が爆発!
「あなたは気楽でいいですよね。私を恨んでいれば気が紛れんだから。だけど私は、部下の安全を考えなければならないんです!」
TDD-1の艦長席に座るとき、テッサは自分の部下を死地に送り込んでいるのです。
その責任の重圧に耐えている16歳の少女。
けど、一番そばにいて欲しい、支えて欲しい宗介は、かなめのことばかり。
「はっきり言ったらどうなんですか? 俺はあの娘と一緒にいたい! 邪魔をするなって!」
心の奥底にある、自分の気づかない感情を指摘された宗介は、反論出来ません。
部屋を出る宗介をじっと見ているクルーゾー。テッサに着任を申告した後、クルーゾーはテッサに一つの提案をします。
場所が変わってメリダ島のバー。
宗介とクルツが呑んでいるところに、クルーゾーがやってきます。
SRTの専用席に座ったクルーゾーにクルツが絡みます。「そこの席はSRTの専用席なんですよ」。
理由を尋ねるクルーゾー。
「そこ、死んだ上官が座っていた席なんですよ。悪いけど見ず知らずのあんたにケツを乗ってけてほしくないんですよ」
上官の名はゲイル・マッカラン大尉。前SRT隊長、ウルズ1。
だが、クルーゾーは冷ややかに告げます。そいつは腰抜けだと。
上官の名誉を汚されたクルツは、クルーゾーに殴りかかりますが、あっさりと返り討ちに遭いダウン。
クルツを庇う宗介に、クルーゾーはASによる模擬戦を提案します。
一方、所変わってアマルガムの秘密基地。
ゲイツ「様」に補給を届けに来たレナードが、前回ASを奪って逃走した夏姉妹について提案をしますが、ゲイツはそれを一蹴。自らの流儀で料理することを宣言します。
メリダ島のジャングルの中で対峙するM9D<ファルケ>とARX-7<アーバレスト>。ロボットとは思えない運動性で戦うニ機ですが、腕の差は歴然と現れ、宗介は面白いようにあしらわれて倒れ伏せます。
それをじっと見ているマオのM9。そこからデータは司令部に転送され、テッサやマデューカス中佐にも状況は伝わっていました。
実戦に近い環境でプレッシャーを与え、ラムダドライバを発動させる計画だったのですが、<アーバレスト>に不信感を抱いている宗介はラムダドライバを動かすことは出来ません。
崩れ落ちる宗介。
病室で意識を取り戻した宗介に、クルーゾーは告げます。
「お前はあのアーバレストを嫌悪している」
自分の肉体の延長である第三世代AS。肉体を信じられない兵士が、戦いに勝てるわけがないと。
第09話 彼女の問題(2005/9/21放送)
夏妹に襲われるかなめ。逃走するかなめ。おやじに押し倒されそうになるかなめ。そして雨の中、かなめの前に、レナードが姿を現す。次回は久しぶりに定時よりのスタート。物語が大きく動きます。