第01話 気になるあいつは軍曹(2002/1/8放送)
ついに始まったアニメ版『フルメタル・パニック!』。長編小説シリーズを忠実に、かつアニメならではの躍動感と解釈をもって再現していると言えるでしょう。もちろんそれらアニメならではの演出は、けして原作の雰囲気を損なうものではなく、むしろ原作未読の人間に、原作を読みたくさせるようなつくりとなっています。
肝心のストーリーは、長編第1巻の73ページまでを忠実になぞったもの。ソビエト連邦での救出作戦では対戦車ダガーがうなり、学園へ転入してからは宗介の空回りぶりにニヤリとさせられます。
しかし原作未読の方は、見終わった後にさまざまな謎が残っていることでしょう。そして原作を読んでいた方は、読んだときの気持ちを思い出したのではないでしょうか。
アームスレイブとは?
ミスリルとは?
なぜひとりの少女が狙われ、それを守らねばならないのか?
それらの答えは次第に明らかになっていくのです。
第02話 守ってあげたい(2002/1/15放送)
服を剥ぎ取られ座り込む宗介。室内にはマオと二人きり。そしてデジカメを持った恭子は、扉の隙間からそっとシャッターを切る。そのころ北の地では……。
(内容は変更になる可能性があります)
第01話 気になるあいつは軍曹(2002/1/8放送)
はじまりました、アニメ『フルメタル・パニック!』。もう、どきどきものです。声優さんのイメージにあってるか、上手いか下手か、絵は崩れていないか、自分の好きな「あのシュチュエーション」は描写されるのか、その他諸々。
まず始まっての第一声は何やら怪しげな呪文のようなもの。原作ファンですら一瞬なんだこりゃと思ったのだから、アニメから見た人はもっとなんだ こりゃと思ったことだろう。どうやらかなめの寝言らしいが、ウィスパードって、年中こんな寝言ぶちかましてるんだとしたら、将来の伴侶は隣で寝ててうなされそうだなとかよくわからん心配をしてみたり。
さて、場面は一転『ソ連』ハバロフスク(注:フルメタの世界は現実の世界と微妙に違っている為歴史や国境などに差異が見られます。いわゆるパラレルワールドのようなもの)。爪を噛む「ウィスパード」の少女。突如現れるM-9。炎上するソ連の戦闘ヘリ。そして緊迫したシーンに続くのは、トゥアハー・デ・ダナン(以下TDD-1)格納庫でのシーンと、陣代高校への転校命令を受ける我等が相良宗介。
さっそく行動開始。やけに楽しそうなクルツとマオが揃えた「日本の高校生が持っていそうなものラインナップ」の中のCDは、実在の人物ではまずかったのか「五木ひろしとSMAP」から「角川五郎とスッピンガールズ」なるものに変わっていた以外はほぼ忠実。そうそう「コンドーム」の下りはしっかりあります。それから、偽造した住民票がやけにリアルで笑いました。
そんでもってまたまたところ変わって日本。かなめのシャワーシーンというサービスシーンに続く宗介達のセーフティーハウス。登校するかなめを護衛するためにクルツがM-9をかくしてあるコンテナ車まで走るのだが……いいのか? 車までとはいえミスリルの軍服着たまま町中走って(^^;。
そんなつっこみを残しつつ、場所は更に移動して泉川の陣代高校へと。かなめの怒鳴り声から校門のドタバタに始まって、宗介の自己紹介シーンへと。『ASファン』の話に目を輝かせている風間君がなかなかかわいかったりもする。そんでもって、疲れたクルツが電子迷彩で不可視モードのM-9から上半身だけ身を乗り出しているシーンがあるのですが……それもまずいだろ、クルツ。しかもそんな見通しのいいとこで(^^;。
さー、話はどかどかと続きます。限られた話数だしこのへんは詰め込まないとね。
放課後、ソフトボール部の着替えシーン。またもやサービスカットとも思ったが良く考えたらこのシーンは無いと次の話が進まないんだったと思い直し。原作中の見所でもある「後ろ手手錠パイプ椅子帰還宗介」のシーンへと続く、のですが……このシーンは原作のイラストの方が臨場感あります。もうちょっと、原作みたいに苦労して帰ってきたんだぞー、って感じほしかったなー。
そして、ラストはかなめの電話シーン(盗聴シーン)。「すっごい面 白い子よ」という楽しそうに話すかなめがいい感じです。
全体の印象としては「原作に忠実だなー」ってことと「宗介の表情が豊かすぎるかもー」ってことと「ボン太くんらぶりいいいいいいいいいいいいいっ」ってことでしょうか(笑)。
いえ、ラストシーンでかなめがボン太くんぬいぐるみ抱いてるんですよ、それがまた、ごっつかわええんっす。少々高くてもいいから作ってほしいなぷりーず。ああああああああああああああああああああああああああああああ。