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林水敦信(はやしみず・あつのぶ)
■陣代高校における宗介の上官
都立神代高校3年4組に通う、稀代の天才。……変人かもしれないが。
生徒会長を務めており、生徒による自治を良しとする校風を守るべく、その知謀をもって教職員と渡り合っている。
その政治手腕は代議士である父譲りか卓抜したものであり、生徒会における裏会計(通称C会計)は、彼の出現以前から比べて3倍以上にし、ややもすると生徒会自体が教職員以上の権力を持っているかのようにすら錯覚させる。
極めてリアリストであり、物事をすべて論理的に解釈しようとするきらいがある。そのためかある意味非常にリアリストである相良宗介とも意気投合し、彼に「安全補償問題担当生徒会長補佐官」という役職を与え、うやむやのうちに生徒会のメンバーとしている。
宗介も宗介で、生徒会長=学校でもっとも偉い人物=上官という発想から、彼に敬服している節が見受けられる。
■よほどのアホウか大天才か
しかしながら紙一重とはよく言ったもので、彼の尋常でない発想は、時折理解しがたいものを見せることがある。
宗介とおなじく、ある意味場違いなスペシャリストと言えるかもしれない。