©KISARAGI SHINICHI 2002
クルツ・ウェーバー(-・-)
■軽薄なスナイパー
ファッション雑誌のモデル経験もあるという、華麗かつ繊細な容姿。しかしその外見から予想される性格は、一言口を開いた瞬間に砕かれる。下品で軽薄。まさに少女の夢を砕くために生まれたかのような人物である。
そんな彼の本業はスナイパー。およそ似つかわしくない職種だが、彼ほどの腕前をもつものは滅多にいない。宗介の同僚として、ミスリルのSRT要員として、ともに死地へと赴くのだ。
コールサインはウルズ6。神業ともいえる狙撃術は、たびたび仲間の危険を救ってきた。
しかし彼はそれを表立って誇ろうとはしない。
何でもないことのようにおどけてしまう。
軽薄な仮面の下に隠す透徹した信念。
仲間たちはそんな彼が憎めないのだ。
■下品で素直な照れ屋さん
下品。饒舌かつ下品。「俺にもあるぜかわいいところ。……あとでこっそり見せてやるよ」、「いやって言うほど俺の背中をひっかかせてやる」、などなどセクハラまがいの台詞がぽんぽん飛び出す。
しかし、時折見せる子供のような素直さ。このギャップが彼の魅力ではないだろうか。